27日夜(日本時間28日未明)に授賞式が行われた第60回カンヌ国際映画祭。
日本から出品された河瀬直美監督(37)の「殯(もがり)の森」が、
最高賞のパルムドールに次ぐグランプリ(審査員特別大賞)を受賞。
「殯の森」は、
妻に先立たれた認知症の老人と介護施設で働く、子供を亡くした女性が
森の中で一夜を過ごして心を通わせ、生と死を静かに見つめる姿を描く。
奈良市在住で文筆業の傍ら古本屋を営むうだしげきさん(60)が主人公のしげきを、
相手役は河瀬監督のデビュー作「萌(もえ)の朱雀(すざく)」(97年)で見いだされた
尾野真千子さん(25)。
◇97年「萌の朱雀」がカメラドール(新人監督賞)受賞
河瀬監督は1969年、奈良市生まれ。
中学からバスケットボールに夢中になり、
奈良市立一条高校では国体にも出場していた“体育会系少女”だったが、
テレビで見た映画の映像美に感激し、
大阪写真専門学校(現ビジュアルアーツ専門学校)で映像技術を学んだ。
幼いころに両親が離婚。子どものいない遠縁の夫婦に育てられた。
離別した父親を探し出す自らのドキュメンタリー「につつまれて」(92年)と、
自分を育ててくれた親類との生活などを描いた「かたつもり」(94年)の
自主映画2作品が山形国際ドキュメンタリー映画祭などで注目された。
97年、奈良県西吉野村(現五條市)を舞台にした初の劇場映画「萌の朱雀」が、
カンヌ国際映画祭で史上最年少のカメラドール(新人監督賞)を受賞。
今回の受賞作「殯の森」は、
NHKのBSハイビジョン『ハイビジョン特集』で5月29日(火)に早くもオンエアされる。
日本から出品された河瀬直美監督(37)の「殯(もがり)の森」が、
最高賞のパルムドールに次ぐグランプリ(審査員特別大賞)を受賞。
「殯の森」は、
妻に先立たれた認知症の老人と介護施設で働く、子供を亡くした女性が
森の中で一夜を過ごして心を通わせ、生と死を静かに見つめる姿を描く。
奈良市在住で文筆業の傍ら古本屋を営むうだしげきさん(60)が主人公のしげきを、
相手役は河瀬監督のデビュー作「萌(もえ)の朱雀(すざく)」(97年)で見いだされた
尾野真千子さん(25)。
◇97年「萌の朱雀」がカメラドール(新人監督賞)受賞
河瀬監督は1969年、奈良市生まれ。
中学からバスケットボールに夢中になり、
奈良市立一条高校では国体にも出場していた“体育会系少女”だったが、
テレビで見た映画の映像美に感激し、
大阪写真専門学校(現ビジュアルアーツ専門学校)で映像技術を学んだ。
幼いころに両親が離婚。子どものいない遠縁の夫婦に育てられた。
離別した父親を探し出す自らのドキュメンタリー「につつまれて」(92年)と、
自分を育ててくれた親類との生活などを描いた「かたつもり」(94年)の
自主映画2作品が山形国際ドキュメンタリー映画祭などで注目された。
97年、奈良県西吉野村(現五條市)を舞台にした初の劇場映画「萌の朱雀」が、
カンヌ国際映画祭で史上最年少のカメラドール(新人監督賞)を受賞。
今回の受賞作「殯の森」は、
NHKのBSハイビジョン『ハイビジョン特集』で5月29日(火)に早くもオンエアされる。
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